不定愁訴

不定愁訴とは

不定愁訴とは、体に明らかな異常がないにも関わらず、頭痛、疲労感、めまい、動悸、イライラなどの様々な体調不良を感じる状態のことです。検査をしても原因が特定できないため「気のせい」と思われがちですが、本人にとっては非常につらい症状です。英語では「MUS」とも呼ばれ、医学的に説明が困難な症状という意味を持ちます。

厚生労働省の調査によると、不定愁訴で悩む人は非常に多く、代表的な症状として「体がだるい」と訴える人は約670万人、「眠れない」が約400万人、「いらいらする」が約420万人に上ります。また、通常の医療機関を受診する小児の約5.9%が不定愁訴関連の症状を示しており、保健室を利用した児童生徒の9.9%を占めているという調査結果もあります。これらの数字は、不定愁訴が決して珍しい症状ではなく、多くの日本人が抱える健康問題であることを示しています。

不定愁訴を放置すると症状が慢性化し、日常生活に深刻な影響を与える可能性があります。疲労感や頭痛が続くことで仕事の効率が低下し、人間関係にも支障をきたします。

睡眠の質が悪化することで免疫力が低下し、他の病気にかかりやすくなる危険性もあります。精神的な負担も増大し、うつ状態や不安障害に発展することもあります。症状の悪化や慢性化が進むと自律神経の乱れも深刻化し、ストレス耐性が低下します。

些細なことでも体調を崩しやすくなり、最悪の場合は社会生活が困難になって長期間の休職や退職を余儀なくされることもあります。慢性化した症状によるストレス増加で、パニック障害や重度のうつ病に進行する危険性もあるため、早期の適切な対処が重要です。

不定愁訴の原因

開院以来、当院には不定愁訴でお困りの方が数多く来院されています。

これまでの検査結果や施術経験から断言できるのは、不定愁訴の原因はひとつではなく様々な要因が複雑に絡みあっているということです。

不定愁訴の原因として次のものが挙げられます。

不定愁訴はこのような様々な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

複数の原因が引き金となり、身体や自律神経系のバランスを知らず知らず崩してしまうことで自身の持つ自然治癒力の限界を超えてしまい、不定愁訴という症状として現れてきます。単に症状を一時的に抑えるだけでは、根本的な問題は解決されません。

ひとりひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦めないでください。不定愁訴に対して豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不定愁訴への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

薬に依存しやすく、根本的な原因解決にならない場合があります。副作用のリスクもあり、長期服用による身体への影響も懸念されます。症状が改善されても薬を止めると再発する可能性があります。

心理療法・カウンセリング

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。専門家との相性や治療方針が合わない場合、十分な効果が得られない可能性があります。

生活指導

患者自身の意識と継続的な努力が必要で、忙しい現代社会では実践が困難な場合があります。効果を実感するまでに時間がかかるため、途中で挫折しやすい傾向があります。

不定愁訴を改善するために

まずはあなたの不定愁訴の原因を各種検査を通じて明らかにします。原因を明確にして進めて行かなければ、一時的な改善は見られても根本的な解決にはならないからです。

当院では多角的な検査によって不定愁訴の原因を見つけ出します。そして局所だけでなく身体の全体の機能を高めていく施術を行います。

当院の特徴

国家資格を持つ院長が、検査から施術まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不定愁訴の改善には現在の症状だけでなく、身体の中からの全体像を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院はで検査から1回1回の施術をすべて院長が一貫して行うようにしています。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、病院での治療に効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

不定愁訴のQ＆A

不定愁訴は自然に治りますか？

不定愁訴は原因を特定し適切な対処を行えば改善可能です。ただし自然治癒は困難で、生活習慣の見直しや専門的な治療が必要です。東洋医学的アプローチでは根本原因から改善を図ります。

不定愁訴の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、睡眠不足、暴飲暴食、過労は避けるべきです。また症状を我慢し続けることや、自己判断での薬物使用も危険です。規則正しい生活リズムを保つことが重要です。

検査で異常がないのになぜ症状があるのですか？

現代医学の検査では捉えられない微細なバランスの乱れが原因です。東洋医学では気血の流れや臓腑の機能バランスを重視し、西洋医学とは異なる視点から症状の原因を捉えます。

治癒期間はどのくらいですか？

個人差がありますが、適切な治療と生活習慣の改善により、多くの方が3～6ヶ月で症状の軽減を実感されます。当院の統合的アプローチでは、より早期の改善も期待できます。

仕事を続けながら治療することは可能ですか？

くの場合、治療と仕事の両立は可能です。当院では患者様の生活スタイルに合わせた治療計画を立て、無理のない範囲で治療を進めます。必要に応じて職場環境の調整もアドバイスします

不定愁訴で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けて、このような変化がありました。

症状だけでなく東洋医学を交え、身体の中から整える当院の施術は不定愁訴と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不定愁訴は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。