
院長:吉川お気軽にご相談ください!


こんにちは、あゆむ鍼灸院整骨院・橿原院の吉川です。朝起きた時や立ち上がった時に心臓がドキドキして息苦しくなる、そんな経験はありませんか。病院で起立性調節障害と診断された方の中には、血圧が下がるのではなく心拍数が急激に上がるタイプの方がいらっしゃいます。それが体位性頻脈症候群と呼ばれる状態で、思春期のお子さんから若い女性に多く見られます。
当院にも体位時に動悸やめまいで悩まれている方が数多く来院されていますが、このタイプの症状は周囲からなかなか理解されにくく、「気のせい」「怠けている」と誤解されることも少なくありません。でも安心してください、適切な対処と施術で改善できる症状なんです。


体位性頻脈症候群は起立性調節障害のサブタイプで、立ち上がった時の心拍数の変化が特徴的です
体位性頻脈症候群は英語でPostural Orthostatic Tachycardia Syndrome、略してPOTSと呼ばれています。立ち上がった時に血圧は正常なのに心拍数だけが異常に増加する状態を指します。具体的には起立後3分以内に心拍数が115回/分以上になるか、または横になっている時と比べて35回/分以上増加する場合に診断されます。
通常、立ち上がると重力の影響で下半身に血液が溜まりやすくなりますが、自律神経が正常に働いていれば血管を収縮させて血圧を保ちます。しかし体位性頻脈症候群の方は血管の収縮がうまくいかず、心臓が必死にたくさん拍動することで血圧を維持しようとするため、動悸や息切れといった症状が現れるのです。
起立性調節障害には大きく分けて4つのサブタイプがあります。起立直後性低血圧、体位性頻脈症候群、血管迷走性失神、そして遷延性起立性低血圧です。この中で体位性頻脈症候群は血圧低下を伴わずに心拍数だけが上昇するという点で他のタイプと明確に区別されます。
日本では起立性調節障害全体で中高生の約10%が罹患していると推定され、全国で約70万人に相当します。その中でも体位性頻脈症候群は特に思春期から20代の女性に多く見られ、女性の割合が80%以上を占めるというデータもあります。ウイルス感染や手術の後に発症するケースも報告されており、最近では新型コロナウイルス感染後に症状が出る方も増えてきています。
体位性頻脈症候群では立ち上がった時の動悸が最も特徴的ですが、それ以外にも様々な症状が現れます。朝礼や電車の中など長時間立っている時にめまいやふらつきを感じたり、頭がボーッとして集中できなくなったりします。午前中は特に症状が強く、午後になると少し楽になるという日内変動があるのも特徴です。
当院に来られる患者さんの中には学校の朝礼で倒れそうになったり、通学の電車で座れないと辛くて途中下車してしまったりする方もいらっしゃいます。慢性的な疲労感やブレインフォグと呼ばれる頭の霞がかかったような状態、胃腸症状なども併発することがあり、日常生活に大きな支障をきたします。
体位性頻脈症候群かどうかを確認するために、ご自宅でも簡単なチェックができます。まず10分以上横になって安静にした後、手首や首で脈拍を測定して1分間の心拍数を記録します。その後すぐに立ち上がり、立った状態で3分後にもう一度脈拍を測定してください。
横になっている時と比べて心拍数が35回以上増えていたり、立った時の心拍数が115回を超えている場合は体位性頻脈症候群の可能性があります。ただしこれはあくまでも目安ですので、正確な診断には医療機関での検査が必要です。測定する時は朝起きた時や症状が出やすい時間帯に行うとより分かりやすいでしょう。
体位性頻脈症候群の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発症します。自律神経のバランスが崩れることが根本的な原因ですが、なぜバランスが崩れるのかは人それぞれです。遺伝的な要素を持っている方もいれば、ウイルス感染をきっかけに発症する方、思春期のホルモンバランスの変化が引き金になる方もいらっしゃいます。
脱水状態や塩分不足も症状を悪化させる要因の一つです。血液量が減ると心臓はより多く拍動しなければ全身に血液を送れなくなるからです。また運動不足による下肢の筋力低下も見逃せません。ふくらはぎの筋肉は第二の心臓と呼ばれ、血液を心臓に戻すポンプの役割を果たしていますが、この筋力が落ちると血液が下半身に溜まりやすくなります。
病院では生活指導として規則正しい生活の確立、水分や塩分の積極的な摂取、適度な運動などが推奨されます。薬物療法としては血管を収縮させる薬や交感神経の働きを高める薬が処方されることがありますが、頭痛や動悸といった副作用に悩まされる方も少なくありません。
生活指導は効果が現れるまでに時間がかかり、本人の意欲や家族の協力が不可欠です。学校や仕事がある中で規則正しい生活を維持するのは想像以上に大変で、挫折感を味わってしまうケースもあります。また薬だけでは根本的な解決にならず、結局生活習慣の改善と併用しなければならないというジレンマもあります。
当院では体位性頻脈症候群に対して東洋医学と西洋医学を融合させた独自のアプローチを行っています。まず最初に徹底的な検査を行い、あなたの症状の原因がどこにあるのかを明らかにします。AI姿勢分析や脈診、唾液アミラーゼ検査など複数の検査方法を組み合わせて、自律神経の状態や身体のバランスを多角的に評価します。
施術では自律神経のバランスを整えることを最優先に考えます。鍼灸治療では東洋医学的な視点から体質を改善し、自然治癒力を最大限に引き出します。小学生のお子さんには痛みのない小児鍼を使用しますので、鍼が怖いというお子さんでも安心して受けていただけます。整体では姿勢の歪みを調整し、血液循環を改善して症状の軽減を図ります。
国家資格を持つ院長が問診から施術まで一貫して担当しますので、毎回違う施術者に症状を説明する必要がありません。19年の臨床経験の中で積み重ねてきた膨大なデータベースがあり、過去の改善事例を分析しながら最短で改善できる道筋をお示しします。
体位性頻脈症候群は症状の波があり、日によって体調が大きく変わることも珍しくありません。だからこそ身体の微妙な変化を見逃さないように、同じ施術者が継続して診ていくことが重要だと考えています。当院では症状だけでなく身体全体を診て、根本から改善していくことを大切にしています。
施術と並行して日常生活でも工夫をしていただくことで、より早い改善が期待できます。まず起き上がる時はいきなり立ち上がらず、一度座った状態で30秒ほど待ってから立ち上がるようにしてください。水分は1日1.5リットルから2リットル、塩分は通常より少し多めに摂取することを心がけましょう。
長時間立っている時は足踏みをしたりふくらはぎを動かしたりして、下半身に血液が溜まらないようにします。学校や職場には症状について説明し、必要に応じて座って作業ができるように配慮をお願いすることも大切です。無理をして症状を悪化させないよう、自分の身体と向き合いながら少しずつできることを増やしていきましょう。
体位性頻脈症候群は起立性調節障害のサブタイプで、立ち上がった時に心拍数が異常に増加することが特徴です。思春期のお子さんから若い女性に多く見られ、動悸やめまい、倦怠感など様々な症状で日常生活に支障をきたします。原因は自律神経のバランスの乱れを中心に複数の要因が関わっており、一人ひとりの状態に合わせた対応が必要です。
当院では東洋医学と西洋医学を融合させた独自の施術で、これまで多くの方の症状改善をサポートしてきました。病院で薬を処方されているけれど思うように改善しない方、薬に頼らず身体の中から整えたい方、どこに行っても良くならずに諦めかけている方も、一人で悩まずにぜひ一度ご相談ください。あなたの辛い症状を改善し、やりたいことを思いきり楽しめる毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

