
院長:吉川お気軽にご相談ください!


こんにちは、あゆむ鍼灸院整骨院の吉川です。朝どうしても起きられなくて、午後になるとやっと動けるようになり、夜になると逆に目が冴えてしまう、そんな状態が続いていませんか。周囲からは「夜更かししているからでしょ」と言われて辛い思いをされている方も多いと思います。でも、それは決してあなたの怠けや甘えではなく、起立性調節障害という自律神経の病気による症状なのです。
当院にも、朝起きられず学校に行けない、夜になると元気になってしまって眠れないという症状でお困りのお子さんやそのご家族が数多く来院されています。このような生活リズムの逆転は、起立性調節障害特有の症状であり、適切な対応をすることで改善できる可能性があります。


生活リズムが崩れていると「だらしない」と思われがちですが、起立性調節障害による昼夜逆転は病気の症状です。適切な理解と対処が回復への第一歩になります
起立性調節障害によって昼と夜が逆転してしまう背景には、自律神経の働きが大きく関係しています。自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立っており、通常は朝から日中にかけて交感神経が優位になり、夜になると副交感神経が優位になって眠りにつくというリズムが保たれています。しかし起立性調節障害では、この切り替えがうまく機能しなくなってしまうのです。
午前中は本来であれば交感神経が働いて血圧が上がり、脳への血流が保たれて活動的になるはずですが、起立性調節障害の方の場合は交感神経の働きが弱く血圧が上がりません。そのため朝起きることができず、頭痛やめまい、倦怠感といった症状が強く現れます。午後から夕方にかけて少しずつ交感神経が働き始めることで症状が軽くなり、動けるようになってきます。
ところが夜になっても交感神経の働きが続いてしまい、本来であれば副交感神経が優位になって眠くなるべき時間帯に目が冴えて眠れなくなります。その結果、就寝時刻が遅くなり、翌朝さらに起きられなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。この状態が続くと体内時計のリズムそのものがずれてしまい、昼夜逆転の生活パターンが固定化されてしまいます。
昼夜逆転の状態が続くと、周囲から「夜更かししているから朝起きられないんだ」「怠けているだけ」と誤解されることが非常に多く、本人やご家族は大きな精神的苦痛を感じることになります。しかし、これは決して本人の意志の問題ではなく、自律神経系の機能障害による身体的な症状なのです。
起立性調節障害では、起立時に血圧を維持するための自律神経反射がうまく働かなくなります。健康な人であれば立ち上がったときに下半身に血液が溜まらないよう血管が収縮して血圧を保ちますが、起立性調節障害ではこの調整ができません。その結果、脳への血流が不足して様々な症状が現れます。
また、体内時計を調整するホルモンであるメラトニンの分泌リズムも乱れていることが研究で明らかになっています。通常であれば夜間に分泌が高まって眠気を誘うメラトニンが、起立性調節障害では分泌のタイミングがずれてしまうため、夜になっても眠気が訪れにくくなります。これらは本人の努力だけではどうにもならない生理学的な変化であり、適切な治療とサポートが必要な状態です。
昼夜逆転の症状があると、起立性調節障害以外にも概日リズム睡眠障害や睡眠相後退症候群といった睡眠障害の可能性も考えられます。これらを見分けるポイントとして、立ち上がったときのめまいや立ちくらみ、動悸といった起立時の症状があるかどうかが重要になります。
起立性調節障害の場合は、朝起きられないことに加えて、立ち上がったときに血圧が下がることによる症状が必ず伴います。具体的には立ちくらみ、めまい、頭痛、動悸、腹痛、倦怠感などです。また、午前中は調子が悪いのに午後から夕方にかけて回復するという日内変動も特徴的です。
一方で、単純な睡眠リズムの障害では起立時の症状はなく、寝つく時間と起きる時間が遅くなっているだけで、いったん起きてしまえば日中の活動に大きな支障はありません。また、うつ病や慢性疲労症候群でも朝起きられない症状は出ますが、起立性調節障害のような明確な日内変動は見られないことが多いです。正確な診断のためには医療機関での検査が必要ですが、これらの違いを知っておくことは大切です。
昼夜逆転を改善するためには、薬物療法と並行して生活習慣の見直しが不可欠です。ただし、「早く寝て早く起きる」という単純なアドバイスだけでは改善が難しいのが起立性調節障害の特徴でもあります。自律神経の働きを考慮した段階的なアプローチが必要になります。
まず重要なのは朝の光を浴びることです。体内時計は光によってリセットされますので、起きる時間を決めて毎日同じ時間にカーテンを開けて日光を浴びるようにします。最初は起きられなくても、カーテンを開けて光が入る状態にしておくだけでも効果があります。起床後は洗面所や部屋の照明をしっかりつけて、明るい環境で過ごすことを心がけてください。
水分と塩分の摂取も大切です。起立性調節障害では循環血液量が不足していることが多いため、朝起きたらまずコップ1杯の水を飲み、朝食ではみそ汁やスープなど塩分を含む食事を摂るようにします。これによって血圧が上がりやすくなり、午前中の活動がしやすくなります。
夜については、就寝の2時間前からはスマートフォンやパソコンの画面を見ないようにすることが理想的です。ブルーライトは体内時計を遅らせる作用があるため、どうしても使う必要がある場合はブルーライトカットの設定にしましょう。また、夜遅い時間の激しい運動や刺激的な活動は避け、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど、リラックスできる時間を作ることも効果的です。
お子さんが起立性調節障害で昼夜逆転している場合、保護者の方の理解とサポートが回復に大きく影響します。最も大切なのは、「怠けている」と決めつけず、病気による症状だと理解することです。本人は起きたくても起きられず、学校に行けない自分を責めて苦しんでいます。
無理に起こそうとしたり、叱ったりすることは逆効果になります。朝起きられないときは優しく声をかけ、起きられたときはしっかり褒めてあげてください。また学校との連携も重要で、担任の先生に病気のことを説明し、遅刻や欠席について理解を求めることも必要です。保健室登校や午後からの登校など、柔軟な対応を相談してみましょう。
夜遅くまで起きているお子さんを見ると注意したくなるかもしれませんが、起立性調節障害の場合は本人が眠りたくても眠れない状態です。一緒に就寝時間を決めて、寝室の環境を整えたり、リラックスできる音楽をかけたりするなど、眠りやすい環境作りをサポートしてあげてください。焦らず長期的な視点で見守る姿勢が大切です。
当院では開院以来、多くの起立性調節障害の患者さんを診てきましたが、昼夜逆転の症状でお困りの方も非常に多くいらっしゃいます。病院での薬物療法だけでは改善が見られなかった方や、薬に頼りたくないという方が当院を選んでくださっています。
当院の施術では、まず徹底的な検査によって症状の原因を特定することから始めます。自律神経の状態を唾液アミラーゼ検査で数値化し、姿勢分析や脈診、触診など東洋医学と西洋医学の両面から総合的に評価します。起立性調節障害といっても原因は一人ひとり異なるため、検査によって個別の状態を把握することが改善への近道になります。
施術では鍼灸と整体を組み合わせて自律神経のバランスを整えていきます。特に頚椎や骨盤の歪みは自律神経の働きに大きく影響するため、姿勢の調整を丁寧に行います。また東洋医学の経絡理論に基づいて、体質に合わせた経穴(ツボ)を選択し、身体全体のエネルギーバランスを整えることで自然治癒力を高めていきます。
実際に当院で施術を受けられた方の中には、朝スッキリ起きられるようになった、学校に通えるようになった、夜も自然に眠れるようになったという改善例が数多くあります。お子さんの場合は痛みのない小児鍼を使用しますので安心して受けていただけます。
起立性調節障害による昼夜逆転を放置していると、単に生活リズムが乱れるだけでなく、様々な二次的な問題が生じる可能性があります。まず学校や仕事への遅刻や欠席が増えることで、学業の遅れや社会的な孤立が進んでしまいます。友人関係がうまくいかなくなり、本人の自己肯定感が低下してしまうことも少なくありません。
また、昼夜逆転の状態が長期化すると体内時計のずれがさらに大きくなり、概日リズム睡眠障害という別の睡眠障害を併発することもあります。こうなるとより改善が難しくなり、治療にも時間がかかってしまいます。精神的なストレスが重なることで不安障害やうつ状態を引き起こすケースもあり、早めの対応が重要です。
思春期は心身の成長にとって非常に大切な時期です。この時期に適切な睡眠がとれず、日中の活動が制限されることは、身体的な発達だけでなく精神的な成長や社会性の獲得にも影響を及ぼします。軽症であっても早期から適切な治療を受けることで、回復までの期間を短縮でき、将来的な社会復帰もスムーズになります。
起立性調節障害による昼夜逆転は、残念ながら一朝一夕には改善しません。体内時計のずれを修正し、自律神経のバランスを整えるには、ある程度の時間が必要です。軽症の場合でも数ヶ月、中等度以上の症状では1年以上かかることもあります。
大切なのは焦らないことです。少しずつでも改善の兆しが見えたら、それを喜び、継続していくことが重要です。たとえば起きられる時間が30分早くなった、週に1回だけでも午前中に活動できた、そういった小さな変化を見逃さず、本人を励ましてあげてください。改善と悪化を繰り返しながら少しずつ良くなっていくのが一般的なパターンです。
また、季節や環境の変化によっても症状が変動します。気圧の変化や気温の変化、学校行事や試験などのストレスで一時的に悪化することもありますが、それは病気が悪くなったわけではありません。そういった波があることを理解した上で、長期的な視点で取り組んでいくことが大切です。
朝起きられず夜眠れないという昼夜逆転の状態は、本人にとっても周囲にとっても非常に辛いものです。しかし起立性調節障害は適切な対応をすることで必ず改善できる疾患です。大切なのは正しい知識を持ち、本人を責めることなく、医学的に正しいアプローチで根気強く取り組んでいくことです。
当院では起立性調節障害の施術経験が豊富で、昼夜逆転でお困りの方も数多く改善されています。病院での治療と並行して通院されている方も多く、東洋医学と西洋医学を融合させた当院独自の施術は起立性調節障害と非常に相性が良いと実感しています。一人で悩まず、どんな些細なことでも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。あなたとご家族の笑顔を取り戻すために、全力でサポートさせていただきます。

