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機能性ディスペプシアは遺伝?体質と生活習慣の真実

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こんにちは、あゆむ鍼灸院整骨院・橿原院の吉川歩です。最近、胃もたれやみぞおちの不快感が続いていて「うちの家系はみんな胃腸が弱いし、自分も遺伝でこうなったのかな」と感じていませんか。検査では異常なしと言われたのに症状だけは続くこの状態が、家族に共通していると余計に不安になりますよね機能性ディスペプシアと診断された方や疑いのある方の中には、体質や家族歴に加えて、普段の生活や食事との関係をしっかり知りたいと感じている方がとても多いです。

「親も胃が弱かったし、自分も同じだからもう仕方ない」と諦めかけている方もいるかもしれません。でも実際には、体質的な要素があったとしても、日常の過ごし方や食生活を整えていくことで症状が大きく変わってくるケースをたくさん見てきました。同じような不安を抱えているなら、少しだけ一緒に整理してみませんか。

院長:吉川

体質や遺伝の影響を踏まえたうえで生活習慣と食事を整えることが、つらい症状から抜け出す一番の近道だと感じています

目次

機能性ディスペプシアと体質との関係

機能性ディスペプシアは、胃カメラなどの検査でははっきりとした器質的な異常が見つからないのに、胃もたれやみぞおちの痛み、早くお腹がいっぱいになるといった症状が続く状態です。この症状は「胃腸が敏感になっている」「胃の動きが落ちている」「自律神経のバランスが乱れている」といった機能面のトラブルが重なって起こると考えられています。

ここには生まれつきの体質的な要素や家族に共通しやすい傾向が関わっている可能性があります。同じようなストレス環境で同じような生活を送っても、胃腸に出やすい人と頭痛や肩こりに出やすい人がいるように、どこに負担が出やすいかは人それぞれ違うからです。

遺伝の影響はどのくらいあるのか

家族に胃腸が弱い人が多いと「これは完全に遺伝なんだ」と感じてしまいがちですが、実際にはもう少し複雑です。体質的に胃腸が敏感になりやすい、ストレスがかかると胃の動きが落ちやすいといった傾向が家族内で似ることはありますが、それだけで症状が決まるわけではありません。

大切なのは「遺伝だから何をしても変わらない」というわけではないという視点です。同じ家系でも、規則正しい生活を送っている人と、不規則な食事や強いストレスを抱えている人とでは、症状の出方や重さに大きな差が出ることがよくあります。体質はゼロにはできませんが、上手にコントロールすることは十分に可能です。

日常生活が症状に与える影響

体質や遺伝的な要素があったとしても、機能性ディスペプシアの症状を大きく左右しているのは、実は普段の生活リズムや過ごし方です。仕事が忙しくて食事時間がバラバラになっていたり、寝る直前までスマホやパソコンを見ていたりすると、自律神経が休まらずに胃腸への負担が積み重なっていきます。

特にデスクワークで座りっぱなしの時間が長い方は、胃の周りの血流も悪くなりやすく、姿勢の崩れから内臓の動きが落ちることもあります。ストレスが強い状態が続くと、交感神経が優位になりやすく、胃の動きや消化能力がぐっと低下してしまうことも多いです。

見落としがちな生活習慣

自分では「それほど無茶はしていない」と感じていても、細かい習慣の積み重ねが胃腸にとっては大きな負担になっていることがあります。例えば常に時間に追われるように動いていたり、緊張感が抜けないまま一日を過ごしていたりすると、身体は常に戦闘モードのような状態になります。

帰宅してからも「仕事のことが頭から離れない」「ベッドに入ってからもスマホで情報を追い続ける」といった状態が続くと、寝ているはずの時間にも自律神経が休まりません。こうした日常の積み重ねが、結果として胃の不調として現れているケースはとても多いです。

食生活がつらい症状を左右する理由

機能性ディスペプシアの方にとって、食事の内容や食べ方は症状を悪化させる要素にも、改善へ向かうための力強い味方にもなります。脂っこい料理や揚げ物が続いたり、辛いものや刺激の強い飲み物が多かったりすると、胃の負担はどうしても大きくなります。

また、早食いやドカ食い、夜遅い時間の食事も胃の働きにとっては大きなストレスです。特に「仕事で帰りが遅くなり、気づいたら寝る直前にしっかり夕食を食べている」というパターンは、翌朝の胃もたれやムカムカにつながりやすくなります。体質に関係なく、これは多くの方に共通する負担になりやすいポイントです。

見直したい食事パターン

具体的には、次のような食事パターンを一度振り返ってみると良いでしょう。

  • お腹が空きすぎるまで我慢してから一気に食べてしまう
  • 忙しくてほとんど噛まずに飲み込むように食べている
  • ついアルコールやカフェインに頼ってしまうことが多い
  • ストレスが強いときに甘いものやジャンクフードに手が伸びやすい

これらが重なっているほど、胃の機能に対する負担は大きくなりやすいです。体質や家族歴に心当たりがある方ほど、こうした食生活の見直しが症状の改善に直結しやすくなります。

体質と生活習慣の両方から整えることが大切

ここまでお話ししてきたように、機能性ディスペプシアには体質的な傾向も日常生活も両方が関わっています。「どちらか一方だけ」を何とかしようとしても、なかなかスッキリとした変化が出にくいのはそのためです。

体質の特徴を理解したうえで、日々の生活と食事を少しずつ整えていくことで、つらい胃の症状は大きく変わっていきます。これは多くの方の経過を見てきた中で、本当に強く実感しているポイントです。無理に完璧を目指す必要はありませんが、できるところから一歩ずつ進めていくことがとても大切です。

当院で行っている具体的なアプローチ

あゆむ鍼灸院整骨院・橿原院では、まず問診や検査を通して、あなたの体質的な特徴と今の生活スタイルの両方を丁寧に把握していきます。胃の周りの筋肉や姿勢の崩れ、自律神経の乱れにつながる身体の緊張などを確認しながら、原因となっているポイントを一つひとつ明らかにしていきます。

そのうえで、東洋医学にもとづく鍼灸や整体で内臓の働きを高め、自律神経のバランスを整えていきます。さらに、日常で気をつけたい食事のタイミングや過ごし方、ストレスとの付き合い方などもお伝えしながら、施術とセルフケアの両方でサポートしていきます。

東洋医学から見た胃腸の弱さと体質

東洋医学では、胃腸の弱さは「気血の不足」や「冷え」「ストレスによる気の滞り」などとして捉えます。これらは生まれ持った体質と後天的な生活習慣の両方の影響を受けて変化していくものだと考えられています。

当院では、脈や舌、体の冷え方や張り方などをチェックしながら、あなたの体質を東洋医学的な視点で評価していきます。そしてその結果をもとに、胃腸の働きを助けるツボに鍼やお灸を行ったり、内臓の動きを邪魔している筋肉の緊張をやさしく整えたりしていきます。身体の内側から少しずつバランスを整えることで、同じ体質でも症状の出方が変わっていきます

西洋医学と東洋医学を組み合わせる意味

機能性ディスペプシアは、病院での検査やお薬による治療もとても大切です。同時に、身体全体のバランスを整える視点や、生活習慣を含めてケアしていく視点が加わることで、より大きな変化が期待できるケースが多く見られます。

検査で大きな異常が見つからなかったからこそ、体質と生活の両方からアプローチしていくことが重要です。お薬だけでは変わりきらなかった部分が、身体の使い方や自律神経のバランスが整うことで楽になっていくことはよくあります。

一人で抱え込まずに相談してください

家族に同じような胃腸症状を持つ人がいると、「これはもう家系の問題だから仕方ない」と思ってしまいがちです。でも、体質や遺伝的な要素があるからといって、ずっとつらいまま過ごさなければならないわけではありません。日常の生活リズムや食事、身体の使い方を見直しながら、体質そのものが楽に過ごせるように整えていくことは十分に可能です。

この記事でお伝えしたように、機能性ディスペプシアのつらさには体質と生活の両方が関わっています。だからこそ、一人で悩み続けるよりも、専門的な視点を交えながら一緒に整理していくことが大切だと考えています。19年の臨床経験と、のべ5万人以上の施術経験を通して培ってきた知識と技術で、あなたに合ったサポートをさせていただきます。

家族歴や体質のこと、仕事や生活との両立のことなど、不安に感じていることがあれば、どうぞ一人で抱え込まないでください。ちょっとした相談からでも大丈夫ですので、いつでも気軽にご連絡くださいね。


院長:吉川

どんなお悩みもお気軽にご相談ください

住所
奈良県橿原市光陽町100-6
電話番号
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