
院長:吉川お気軽にご相談ください!

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お子さんが「お腹が痛い」「ごはん食べたくない」と毎日のように訴えていませんか?病院で検査をしても「異常なし」と言われ、どうしてあげたらいいのか分からず不安な日々を過ごしている親御さんも多いのではないでしょうか。
実は最近、子どもにも機能性ディスペプシアが増えてきています。大人だけの病気だと思われがちですが、子どもでも十分になり得る疾患なのです。お子さんが学校に行けなくなったり、食事が楽しめなくなったりする前に、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。


当院にも最近、小学生のお子様の来院が増えています
機能性ディスペプシアは、胃や十二指腸に明らかな異常が見つからないのに、胃もたれや胃痛、早期満腹感といった症状が続く状態のことです。実は小学校高学年から中高生にかけて発症することが少なくなく、小児の消化器疾患の中では比較的頻度の高い疾患として知られています。
お子さんは症状を上手く言葉にできないことも多く、「なんとなくお腹が気持ち悪い」「食べたくない」といった曖昧な表現しかできないこともあります。そのため、親御さんも学校の先生も「ただのストレスかな」「気のせいでは」と見過ごしてしまいがちです。
しかし、症状が長引けば学校生活に支障が出るだけでなく、成長期に必要な栄養が十分に摂れなくなる可能性もあります。だからこそ、早めに適切な対応をしてあげることが大切なのです。
お子さんの機能性ディスペプシアでは、次のような症状が見られます。朝ごはんを食べたがらない、給食を残すことが増えた、食後に「お腹が苦しい」と訴える、夜中に胃のあたりを押さえて目を覚ます、胃のあたりに不快感があって集中できないといった状態です。
具体的には以下のような訴えをすることがあります。
これらの症状が週に何度も繰り返され、2ヶ月以上続いている場合は、機能性ディスペプシアの可能性があります。血液検査や腹部エコーで異常が見つからなかったとしても、お子さんが実際に苦しんでいる症状は本物です。
子どもの機能性ディスペプシアには、様々な要因が複雑に絡み合っています。現代の子どもたちは、私たちが思っている以上に多くのストレスを抱えています。当院に来院される小学生のお子様を見ていても、その傾向は年々強くなっていると感じます。
勉強、部活動、習い事、受験、人間関係など、子どもたちは日々多くのプレッシャーにさらされています。特に真面目で頑張り屋のお子さんほど、ストレスを溜め込みやすい傾向があります。このストレスが自律神経のバランスを崩し、胃腸の働きに影響を与えてしまうのです。
実際に当院で施術させていただいているお子様たちにも共通点があります。それは睡眠時間が十分でないこと、そして運動不足であることです。夜遅くまでスマホやゲームをして睡眠不足になる、朝ギリギリまで寝ていて朝食を抜く、夜遅い時間に食事をとる、塾や部活で食事の時間が不規則になるといった生活習慣の乱れも大きな要因です。
成長期の子どもにとって、規則正しい生活リズムは胃腸の健康を保つために非常に重要です。しかし、現代社会では子どもたちのスケジュールも過密になっており、なかなか理想的な生活を送ることが難しくなっています。
ファストフードやスナック菓子、炭酸飲料など、胃に負担をかけやすい食べ物を好んで摂取する機会が増えています。また、早食いやながら食べといった食べ方の問題も、胃腸に余計な負担をかけてしまいます。
お子さんの機能性ディスペプシアを改善するためには、ご家族の協力が欠かせません。親御さんができることはたくさんあります。
まずは食事の時間を一定にすることから始めてみてください。朝食は必ず食べる習慣をつけ、夕食は寝る3時間前までに済ませるようにします。食事の内容も見直しが必要です。
高脂肪の食事や刺激の強い食べ物は避け、消化の良いものを中心にしてあげてください。また、食事中はテレビやスマホを見ながらではなく、家族で会話を楽しみながらゆっくり食べることを心がけましょう。一口30回噛むことを意識させるだけでも、胃への負担は大きく軽減されます。
成長期の子どもには8時間以上の睡眠が必要です。夜更かしを防ぐために、スマホやゲームの使用時間をルール化することも効果的です。寝る1時間前にはブルーライトを避け、リラックスできる環境を整えてあげてください。
お子さんが何にストレスを感じているのか、日頃から話を聞いてあげることが大切です。ただし、「何かあった?」と直接聞いても、思春期の子どもは素直に話してくれないこともあります。
日常の何気ない会話の中で、学校のこと、友達のこと、勉強のことなど、さりげなく話題にしてみてください。親が味方であることを伝え、いつでも相談できる環境を作ってあげることが何より重要です。
病院で胃薬を処方されて飲んでいるのに、なかなか症状が改善しない。そんな経験をされている親御さんも多いのではないでしょうか。実際、当院に来院される小学生のお子様の多くも、すでに小児科や消化器内科で治療を受けているケースがほとんどです。
機能性ディスペプシアは、胃や十二指腸そのものに問題があるわけではなく、胃腸の働きをコントロールする自律神経のバランスが崩れていることが根本的な原因です。そのため、胃酸を抑える薬や消化を助ける薬だけでは、一時的に症状が軽くなっても根本的な解決にはならないのです。
当院では、機能性ディスペプシアの改善には胃腸だけでなく、体全体のバランスを整えることが必要だと考えています。姿勢の歪み、呼吸の浅さ、筋肉の緊張など、様々な要因が自律神経に影響を与えているからです。
特に子どもの場合は、長時間のスマホ使用による猫背や、運動不足による筋力低下なども関係しています。これらの問題を総合的に改善していくことで、自律神経のバランスが整い、胃腸の働きも正常に戻っていくのです。
東洋医学では、胃腸の不調は「脾胃」の働きの低下と考えます。子どもは元々「脾胃」の機能が未発達なため、大人よりも消化機能のトラブルを起こしやすいのです。
また、ストレスや不安といった感情は「肝」の働きに影響し、その影響が「脾胃」にも及びます。つまり、心と体は密接につながっており、心のケアも同時に行うことが改善への近道となります。
鍼灸治療は、自律神経のバランスを整えるのに非常に効果的です。子どもへの鍼灸と聞くと不安に思われる親御さんもいらっしゃいますが、当院では刺さない鍼や優しい刺激の施術も行っていますので安心してください。
体に優しい刺激を与えることで、自然治癒力を高め、体が本来持っている回復力を引き出していきます。薬に頼らず症状を改善したいとお考えの親御さんには、ぜひ一度試していただきたい方法です。
当院では、小学生のお子様の施術を行う際には特に丁寧に対応することを心がけています。初めての場所、初めての施術で不安を感じるのは当然です。
まずはしっかりと問診を行い、親御さんとお子さんの両方から話を聞きます。そして、体の状態を詳しく検査し、何が原因で症状が起きているのかを明確にします。原因が分かれば、お子さん自身も親御さんも安心できますし、改善への道筋も見えてきます。
施術は、お子さんの体に負担をかけないよう、痛みのない優しいものです。怖がることなくリラックスして受けていただけるよう、コミュニケーションを取りながら進めていきます。
実際に当院で施術を受けた小学生のお子様の中には、最初は不安そうにしていたのに、施術が終わる頃には笑顔になっている子も多くいます。体が楽になると、自然と表情も明るくなるのです。
機能性ディスペプシアは、放っておくと慢性化してしまい、大人になってからも悩まされることがあります。また、胃腸の不調が続くことで、学校生活や友達との関係にも影響が出てしまいます。
思春期は心も体も大きく成長する大切な時期です。この時期を胃の不調で悩みながら過ごすのではなく、元気に楽しく過ごしてほしい。そう願う親御さんの気持ちは、私も同じです。
お子さんが「お腹が痛い」と訴えているのは、体からのSOSです。その声に耳を傾け、適切な対応をしてあげることが、親としてできる最大のサポートです。
「病院で異常なしと言われたから様子を見るしかない」「どこに相談すればいいか分からない」そんな風に一人で悩んでいませんか。機能性ディスペプシアは大人だけでなく、子どもでも十分になり得る疾患で、決して珍しいものではありません。
当院にも実際に小学生のお子様が多く来院されており、適切な施術と生活習慣の改善によって症状が良くなっているケースをたくさん見てきました。薬だけに頼らない方法もあります。お子さんの症状を本気で改善したいとお考えなら、ぜひ一度当院にご相談ください。
お子さんが元気に学校に通い、友達と楽しく遊び、ごはんをおいしく食べられる。そんな当たり前の日常を取り戻すお手伝いをさせていただきます。親御さんの不安な気持ちもしっかり受け止め、お子さんの未来のために全力でサポートいたします。

