
院長:吉川お気軽にご相談ください!

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こんにちは、あゆむ鍼灸院整骨院の吉川です。胃もたれや胸やけで病院を受診したとき、医師から「機能性ディスペプシア」や「逆流性食道炎」と診断されて、一体どう違うのか混乱された経験はありませんか。実は、これら2つの疾患は症状が非常によく似ているため、患者さんご自身でどちらに当てはまるのか判断することが難しいのです。
さらに、機能性ディスペプシアと逆流性食道炎は併発している方も多く、研究では20〜60%の患者さんに重複が見られると報告されています。このような胃腸の不調は日常生活に大きな影響を与えるため、各々の特徴を正しく把握して適切な治療を受けることが何よりも大切です。当院には機能性ディスペプシアや逆流性食道炎でお悩みの方が数多く来院されており、東洋医学と西洋医学を融合させた独自の施術で改善に導いてきました。


胃の不快感があるのに検査で異常なしと言われて不安な方も多いはずです
この2つの疾患は、どちらも胃や食道周辺に不快な症状を引き起こすため、患者さん自身では見分けがつきにくいものです。しかし、疾患の成り立ちや検査での所見、そして治療のアプローチには明確な違いがあります。それぞれの特徴をしっかりと理解することで、ご自身の症状がどちらに近いのか、あるいは両方が重なっているのかを判断する手がかりになるでしょう。
逆流性食道炎は、胃液が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症が生じる疾患です。そのため、胃カメラ検査を行うと食道の粘膜に赤みやただれといった目に見える炎症所見が確認できます。一方、機能性ディスペプシアは胃カメラをはじめとする各種検査を行っても明らかな異常が見つからないのが大きな特徴です。胃や十二指腸の粘膜には炎症や潰瘍といった器質的な病変がないにもかかわらず、慢性的に胃の症状が続くのです。
つまり、検査で炎症などの異常が確認できるかどうかが、この2つの疾患を見分ける最大のポイントとなります。胃カメラ検査で「特に異常はありませんでした」と言われたのに症状が続いている場合は、機能性ディスペプシアの可能性が高くなります。
逆流性食道炎の代表的な症状は、胸やけや酸っぱい液体が口まで上がってくる呑酸です。これらは胃液が食道に逆流することで起こる症状で、特に食後や横になったときに強く感じることが多くなります。一方、機能性ディスペプシアでは胃もたれや早期膨満感、みぞおちの痛みや灼熱感が主な症状です。少し食べただけで満腹になってしまう、食後に胃が重たく感じるといった訴えが特徴的といえます。
もちろん、これらの症状には重なる部分もあります。実際に当院に来院される方の中にも、胸やけと胃もたれの両方を訴える方が多くいらっしゃいます。実は機能性ディスペプシアの患者さんの約20〜60%に逆流性食道炎が併発しているというデータもあり、両方の疾患を同時に抱えているケースは決して珍しくないのです。
胃カメラ検査で粘膜に異常がないのに症状が続く機能性ディスペプシアは、患者さんにとって非常に不安なものです。医師から「異常なし」と言われると、症状が気のせいだと思われているのではないかと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、検査で異常が見つからないからといって、症状が存在しないわけではありません。機能性ディスペプシアは、胃や十二指腸の機能そのものに問題が生じている状態なのです。
通常、胃は食べ物が入ってくると上部がゆるんで受け入れ、その後ゆっくりと収縮しながら内容物を十二指腸へ送り出します。しかし、機能性ディスペプシアの方ではこの運動機能がうまく働かず、胃の内容物が停滞してしまうことがあります。また、胃が十分にゆるまず少量の食べ物でも満腹感を感じてしまう状態になることもあります。
このような運動機能の異常は、胃カメラで粘膜の状態を見るだけでは分かりません。胃の動きそのものを調べる特殊な検査が必要になりますが、一般的な健診や外来検査では行われないことがほとんどです。そのため、「異常なし」という結果になってしまうのです。
機能性ディスペプシアの方の中には、胃が通常よりも刺激に対して敏感になっている内臓知覚過敏の状態にある方が多くいらっしゃいます。健康な方であれば何も感じないような胃の伸展や収縮を、痛みや不快感として強く感じ取ってしまうのです。これは神経の感受性の問題であり、粘膜の状態とは関係がないため、やはり通常の検査では見つけることができません。
ストレスや不安といった心理的な要因も、この内臓知覚過敏を悪化させることが分かっています。自律神経のバランスが乱れることで胃腸の機能がさらに低下し、症状が慢性化していく悪循環に陥ることもあります。
機能性ディスペプシアと逆流性食道炎は、実は併発していることが非常に多い疾患です。研究によると、機能性ディスペプシアの患者さんの約20〜60%に逆流性食道炎や非びらん性胃食道逆流症が重複していると報告されています。また、過敏性腸症候群を合併するケースも多く見られます。
両方の疾患に共通しているのは、胃腸の機能低下と自律神経の乱れです。ストレスや不規則な生活習慣、食生活の乱れといった要因が重なることで、胃の運動機能が低下し、同時に食道と胃の境目にある下部食道括約筋の働きも弱まります。その結果、胃の内容物が停滞して胃もたれを引き起こすと同時に、胃液が食道へ逆流しやすい状態が作られてしまうのです。
また、機能性ディスペプシアの方は内臓知覚が過敏になっているため、わずかな胃酸の逆流でも強い胸やけや不快感として感じ取ってしまう傾向があります。このように、両者は互いに影響し合いながら症状を悪化させていくことがあるのです。
胸やけと胃もたれの両方がある、食後の不快感が長時間続く、げっぷが頻繁に出るといった場合には、両方の疾患が関係している可能性を考える必要があります。このような複雑なケースでは、単一の治療アプローチだけでは十分な効果が得られないことも多く、総合的な視点での対応が求められます。
当院では、多角的な検査によって身体全体の状態を把握し、優先順位をつけて施術を進めていきます。局所的な症状だけでなく、身体の機能を全体的に高めていくことで、複数の症状が同時に改善していくケースを数多く経験してきました。
機能性ディスペプシアと逆流性食道炎では、疾患の成り立ちが異なるため治療のアプローチにも違いが出てきます。ただし、併発している場合には両方の治療を組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。各々の特徴を把握することで、適切な治療を受けることができるのです。
逆流性食道炎では、胃酸の分泌を抑える薬が治療の中心になります。プロトンポンプ阻害薬やP-CABといった胃酸分泌抑制薬を服用することで、食道への胃酸の逆流による刺激を減らし、炎症を改善していきます。生活習慣の面では、食後すぐに横にならない、肥満を解消する、腹圧がかかる姿勢を避けるといった指導が行われます。
症状が改善しても薬をやめると再発することが多く、長期間の服薬が必要になるケースも少なくありません。また、バレット食道など合併症がある重症例では、定期的な内視鏡検査や場合によっては手術が検討されることもあります。
機能性ディスペプシアでは、胃の運動機能を改善する薬や胃酸分泌抑制薬が使われますが、逆流性食道炎に比べて薬の効果が得られにくいことが知られています。場合によっては抗不安薬や抗うつ薬、漢方薬が処方されることもあります。しかし、薬物療法だけでは十分な効果が得られないことも多く、生活習慣の改善やストレスケアが非常に重要になります。
規則正しい食事、十分な睡眠、適度な運動といった基本的な生活習慣を整えることが、症状改善の土台となります。ピロリ菌感染が確認された場合には除菌治療が行われることもありますが、すべての患者さんに効果があるわけではありません。
両方の疾患が併発している場合には、胃酸分泌抑制薬と消化管運動機能改善薬を組み合わせて使用することが一般的です。しかし、薬による対症療法だけでは根本的な解決にはならないことも多く、身体全体のバランスを整えるアプローチが求められます。特に自律神経の乱れやストレスが背景にある場合には、東洋医学的な視点からの施術が非常に有効なのです。
当院には、病院での治療を続けているのに症状が改善しない、薬に頼らず根本から改善したいという方が数多く来院されています。開院以来19年の臨床経験の中で、機能性ディスペプシアや逆流性食道炎の改善には東洋医学的な視点が非常に有効であることを実感してきました。
当院ではまず、AI姿勢分析ソフトを用いた姿勢検査、運動可動域検査、神経反射テスト、そして東洋医学的な脈診や舌診といった多角的な検査を行います。これらの検査を通じて、なぜあなたに機能性ディスペプシアや逆流性食道炎の症状が現れているのか、その根本的な原因を特定していくのです。
原因が分からなければ、一時的に症状が軽くなっても必ず再発します。だからこそ、当院は検査を何よりも大切にしています。胃腸の機能低下だけでなく、自律神経の乱れや身体全体のバランスの崩れまで総合的に評価することで、あなたに合った最適な施術計画を立てていきます。


検査で原因が特定できたら、姿勢調整や鍼灸施術を組み合わせた当院独自の施術を行います。東洋医学では、機能性ディスペプシアや逆流性食道炎の背景にある体質を「肝脾不和」や「脾胃虚弱」といった概念で捉え、経絡やツボへの刺激を通じて身体全体の調和を取り戻していきます。実際に当院で施術を受けられた方の中には、食事が楽しめるようになった、胃の不快感から解放されて仕事に集中できるようになったという喜びの声を多数いただいています。
薬を服用されている方も、薬に頼りたくない方も、どちらも安心してご相談ください。国家資格を持つ院長が最初から最後まで責任をもって担当いたしますので、症状の変化を見逃すことなく、きめ細かく対応することができます。
機能性ディスペプシアでも逆流性食道炎でも、日常生活での注意点にはいくつか共通するものがあります。暴飲暴食や早食いを避け、脂っこいものや刺激物の摂取を控えること、過度なアルコールや喫煙を避けることは、どちらの疾患においても基本となります。
また、食後すぐに横にならない、腹部を締め付ける衣服を避ける、夜遅い時間の食事を控えるといった工夫も有効です。しかし、これらの生活習慣改善だけで症状が完全に消失することは少なく、専門的な治療や施術と組み合わせることで初めて十分な効果が得られることがほとんどです。特に併発している場合には、より包括的なアプローチが必要になります。
胃の不快感や胸やけといった症状は、検査で異常が見つからないと「気のせい」と片付けられてしまいがちです。しかし、あなたが感じている症状は確かに存在しており、日常生活に大きな影響を与えているはずです。機能性ディスペプシアと逆流性食道炎は併発している方も多いですが、各々の特徴を把握することで適切な治療ができるようになります。
当院では、病院での治療に効果が期待できなかった方、薬に頼らず根本から改善したい方のお力になってきました。症状だけでなく身体の中から整える東洋医学を取り入れた施術は、機能性ディスペプシアや逆流性食道炎と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。早めに対処すればするほど改善までの期間も早くなりますので、一人で悩むことなくお気軽にご相談ください

